
こんにちは。
韓国在住、日本語教師のにっちぃです。
記念すべき1回目のブログでは情報がなさすぎて苦労した、韓国でE-2会話指導ビザ取得までの手順をお話しします。
本記事では実際に私が韓国でE-2会話指導ビザを取得した経験をもとに、
について実際にかかる時間やスムーズな手続きの順序も踏まえて紹介していきます。
この記事でご紹介する「日本での手続き、各種手続きの必要なもの」を読んでいただければ、計画的に行動することができれば、初めてで不安なの手続きでも心の余裕を持って準備ができます!
実際に私はここでつまずいて、手続きが予定より1週間遅くなり、就職先の韓国の日本語学院に多大なるご迷惑をかけてしまいました…。

記事前半ではE-2会話指導ビザとはなんぞや?その説明を、後半ではビザ申請までに気をつけることを細かく解説するので、じっくり読み込んでください!
E-2会話指導ビザとは?
会社、放送局所有の学校、小学校、中学校、または高校で外国語を教えようとする駐在員のための就労ビザです。これは2年間有効な複数入国ビザであり、従業員は2年ごとに更新することができます!(ですが実際はどの就活サイトを見ても1年ごとの契約のところがほとんどです。)
E-2ビザ(会話指導)については、他のビザと比べて、比較的に取りやすいともいわれています。
また最新の国際交流基金のデータによると、韓国の日本語学習者は約53万人と、中国・インドネシアに次いで、第3位の日本語学習者数となっています(国際交流基金「海外の日本語教育の現状-2018年度 日本語教育機関調査-」より)。
基本的にE-2ビザは就業ビザなので韓国の会社や語学院がビザの申請に協力してくれます。会社や語学院は外国人を雇うために責任があるからです。そのためE-2ビザを取得するためには、まずビザ発行をサポートしてくれる会社や語学院に採用されることがスタートになります。
しかし!!!まだ設立して間もない語学院やどうやってビザを申請したらいいかわからない会社もちらほらいるのが現状です(笑)
ビザ申請に必要な書類
無事、面接にて採用されたらE-2ビザを申請します。
必要な書類としては、以下の通りです。
①パスポート(写真欄のコピー)
②履歴書(写真付き)
③カラー証明写真(3か月以内に撮ったもの、パスポートサイズ)
④講師契約書
⑤犯罪経歴証明書(交証を受けたもの)
⑥学歴証明書類(交証を受けたもの)
⑦ビザ申請書
⑧健康診断書(ビザ発行後、韓国で健康診断を受けます)
①〜③まではすぐ準備できますし、④は雇用契約書のことです。問題は⑤と⑥です。
日本での手続き、各種手続きの必要なもの
⑤犯罪経歴証明書(交証を受けたもの)とは?
証明書の発行は日本の各都道府県警(取得まで1〜2週間)、もしくは韓国滞在者の場合、ソウルにある日本大使館でも申請することができます(取得までおよそ2ヶ月~2ヶ月半)。
私は時間がなかったので日本で発行しました。犯罪経歴証明書の必要書類は講師契約書、パスポート、収入印紙500円、そして身分証明書です。
どちらにせよ時間がかかるので、そのことは念頭においてください。
そして犯罪経歴書は公証(アポスティーユ認定)を受けなければなりません。アポスティーユとは海外でも通用するように役場の人に宣言書を作ってもらうことです。
こちらは、外務省(東京または大阪分室)に出向くか郵送で申請します。手数料は無料です。
郵送の場合は外務省のホームページから申請書をダウンロードして同封します。https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/page22_000550.html#section1
犯罪経歴証明書の公証(アポスティーユ認定)取得までは郵送の場合1週間ほどかかります。
⑥学歴証明書類(交証を受けたもの)とは?
上記のどちらかを公証役場に行き公証(アポスティーユ認定)を受ける必要があります。
公証(アポスティーユ認定)を受けるにはまず公証を受ける必要がある書類を全て英文で準備する必要があります。
書類が準備できたら、アポスティーユ認定を受けに行くのですが、
・国公立大学・私立大学
によって手順が異なります。
まず、重要なのがアポスティーユ認定は公文書のみ受けることができます。
国公立大学より発行された書類は公的機関が発行したものなので公文書となりますが、私立大学より発行された書類は私文書となります。
アポスティーユ認定を受けるには、
【公文書】
管轄の外務省にてアポスティーユ認定を取得
【私文書】
選択肢①:公証役場で交証を受ける⇒外務省でアポスティーユ認定取得
選択肢②:ワンストップサービスで公証役場で即日公証・アポスティーユ認定を取得
そして、私文書は、都道府県によって手順が変わってきます。
■北海道(札幌法務局管区内)・宮城県・静岡県・愛知県・福岡県・東京・大阪・神奈川の公証役場
→手続きが一気にできます。つまり、公証役場に行くだけでアポスティーユがもらえます。これを「ワンストップサービス」と言います。
■埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬・長野・新潟の公証役場
→法務局での手続きを公証役場でしてくれます。つまり、法務局へ行く必要がなくなり、公証役場で公文書にしてもらえば、外務省に行ってアポスティーユ認定を取得します。
■それ以外の都道府県の公証役場
→公証役場では公証人の認証手続きだけしてくれます。なので、法務局と外務省にもいかないといけません。
私は愛知県の私立大学でしたので公証役場でワンストップサービスで手続きをしました。ですので公証役場での手続きの手順をご説明します。
ここでポイントです!
私の場合は連絡後4日後に受け取りの訪問予約でできましたが、休日祝日等でさらに時間がかかるかもしれません。また、公証役場の方から「どんな書類か確認をするために書類の画像をEメール等で送ってください。」と言われますので、事前に手元に学歴証明書類を要してから連絡を取りましょう。
発行手数料は1万1500円でした。
(ちなみに公証役場でも犯罪経歴証明書を一緒に公証を受けることができますが、外務省では無料でできるのに対し、有料となりますのでお気をつけください。)
- 1~2ヶ月韓国の日本語学院等で面接を受け、採用される。
早くて1〜2ヶ月。韓国の学校は3月始まりなのでそれより前の時期に就活を始めるのが良いです。ここで雇用契約書を作成してもらいましょう。
日本の警察署で犯罪経歴証明書申請。(発行・受け取りまで2週間)
大学で卒業証明書(英文)を発行。(直接大学に行くなら即日発行。郵送であれば1〜2週間)公証役場に連絡、学歴証明書類の公証(アポスティーユ認定)の受け取り予約をする。(3〜4日)
犯罪経歴証明書を受け取る。外務省へ行きアポスティーユ認定をもらう。(外務省へ郵送する場合はアポスティーユ申請書に記入して、犯罪経歴証明書を入れる封筒を持っていき、その足で郵便局に行けるとスムーズ。(1週間))
公証役場に行き、学歴証明書類の公証(アポスティーユ認定)の受け取る。(即日)
⑦ビザ申請書(大体は学校や会社から送られてきます。)を記入、これまでそろえた書類と一緒にEMSで送る。(2〜4日)
会社や語学院がビザの申請。(1〜2週間)
その後ビザ発行番号がもらえるので韓国大使館・領事館にてE-2ビザ申請、ビザゲット!!
まとめ
このように、E-2会話指導ビザに必要な書類を揃え、ビザが発行されるまでに1ヶ月以上はかかります。採用先の会社や語学院、学校がサポートしてくださる身であっても、日本で書類を準備するのに1ヶ月以上もかかると思ってない、またはどのぐらいかかるか知らない企業も多々あります。
事前にビザを申請するまえに「このぐらいかかるんだな」ってことを把握しておくことだけで準備期間中にやることを考えたり、他の行動ができると思いますので、本記事を参考にしてみてくださいね!
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